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格闘技やコンタクトスポーツに多い太ももの打撲 ~当院での治療と対処法~
- 2025/10/09
- 太ももの痛み
こんにちは!
今回は格闘技などのコンタクトスポーツに多い
太ももの打撲について書いていこうと思います!
打撲とは?
打撲とは転倒、衝突、落下などにより
身体の一部を強く打ちつけることで
皮下組織や筋肉、血管が
傷つく状態のことです。
筋挫傷(きんざしょう)ともいわれます。
その中でも今回は
太ももの打撲について書いていきます。
太もも前面の打撲は通称
チャーリーホースやももかん
と呼ばれます。
スポーツでは特に格闘技やサッカー、ラグビー
といったコンタクトスポーツでよく起こります。
打撲は表面にある筋肉より
骨に近い深部の筋肉が損傷する特徴があります。
これは相手の膝と自分の骨の間に筋肉が
挟まれるのが原因になります。
挟まれる際に
断面積の狭い自らの骨に近い部分で
筋肉が損傷されやすいからです。
したがって大腿前面では
大腿四頭筋の1番深くにある
中間広筋(ちゅうかんこうきん)が
損傷されやすくなります。

打撲は衝撃の強さがそのまま重症度につながります。
大腿四頭筋とは
大腿四頭筋とは大腿前面にある
人体で最も大きい筋肉です。
大腿四頭筋は4つの筋肉の総称になります。
・大腿直筋
・内側広筋
・外側広筋
・中間広筋
の4つの筋肉で構成されています。

主な作用として
4つの筋肉が共同して
膝関節をまっすぐに伸ばす動作(伸展)を
行っています。
また一番表面にある大腿直筋のみが
股関節を曲げる動作(屈曲)を行います。
内側広筋や外側広筋、中間広筋は
膝を伸ばす以外にも
膝の骨、膝蓋骨を適切な位置に保ち
膝の動きをサポートし
膝を安定しています。
大腿四頭筋は立っている時
歩くときに必要不可欠な筋肉です。
打撲の症状
打撲部の腫れが強いと痛みが強いばかりか
筋肉内の出血や腫れにより
筋肉内の内圧が高まり
皮膚の緊張も強まり
打撲部に光沢がみられることがあります。
また膝を曲げる動き(屈曲)に
著名な制限が起こることも特徴です。
まれに筋内圧が過度に上昇して
急性のコンパートメント症候群という疾患を
合併することがあります。
また慢性化すると
骨化性筋炎の合併や
筋肉組織の拘縮により
屈曲制限が治癒後も残る可能性があるため
注意が必要になります。
ただの打撲と思っても大腿骨骨折の有無を
確認するためにもレントゲンを撮るのがいいです。
打撲の検査
広範囲の打撲を起こした場合には
膝の屈曲制限がしっかりでます。
検査方法として
うつ伏せで膝を曲げるテストがあります。
打撲は3つに分類ができます
・Ⅰ度(軽症)
ほとんど屈曲制限がなく
90度以上膝の屈曲が可能
・Ⅱ度(中等度)
膝屈曲45~90度
・Ⅲ度(重症)
45度以下しか曲げられない
また受傷直後は屈曲90度以上
可能であってもその後の腫れにより
屈曲制限がおこることがあります。
そのため経過を見る必要があり
腫れがピークを迎える3日以降に
再度検査をすることが大切になります。
治療と対処法
打撲は基本安静などの保存療法です。
急性期(受傷から3日まで)には
出血を最小限にとどめる必要が
あるため徹底したアイシングを行いましょう。
損傷した筋肉を伸ばす体制をとり
血種の形成を抑制します。
膝をなるべく屈曲した状態でアイシングを行います。

このように膝を曲げできれば
患部を圧迫させた状態を作りましょう。
アイシングは痛みが落ち着き
腫れが落ち着くまでは毎日続けましょう。
Ⅲ度の打撲では
著名的な出血が前方コンパートメントに
発生しやすく
特に受傷後5~6時間以内に
痛みが増加する場合には
医師に判断をゆだねることをお勧めします。
急性期を過ぎた3日目以降の
膝屈曲角度が90度以上可能であれば
早期(3週以内)のスポーツ復帰が見込めます。
当院の治療
当院では炎症や痛みなどを抑えれる
特殊な治療器を使い
アプローチしていきます。
また動きを出す施術を行います。
鍼灸を使い腫れなどを抑える鍼を行います。
よくなってきたら
併設しているジムでリハビリなども行え
スポーツ復帰までしっかりサポートさせていただきます。
またテーピングなどを使い
スポーツ中のサポートも行います。
ふとももの痛み、打撲など気になる方はお気軽にご相談ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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