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テニスに多い肘の痛み ~当院での治療について~
2025/10/03
肘の痛み
こんにちは!

今回はテニスで多い肘の痛みについて書いていこうと思います!
テニス に対する画像結果

テニスでは肘を酷使するため肘のスポーツ障害が起こりやすです。

代表的なものとして

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

があります。

バックハンドの際に肘の外側に痛みを起こすのが特徴になります。

またテニスやラケット競技で

インパクトの衝撃に対して

前腕の筋肉が収縮してラケットを保持するため

この時に働く伸張力が筋肉の付着部に

過大なストレスを生じ痛みを起こします。

男性より女性に多く発症しやすいです。

症状が強くなると日常で

タオルを捻る動作で肘外側に痛みが起こります。

テニス肘(外側上顆炎)|ダエンからマル Lab.(ラボラトリー)|ダエンからマル施術院
★マークの部分に痛みを起こしやすくなります。

特に押した時に痛みを感じることが多いです。

画像に3個ほど筋肉がありますが

特に短撓側手根伸筋が原因となり

痛みを起こします。

確認方法として

・手首を背屈させ逆方向に抵抗をかけた時に肘外側に痛みが起こるか

・中指を伸ばし抵抗かけた時に肘外側に痛みが起こるか

などの検査があります。

これらの検査で痛みが起こる場合

外側上顆炎の可能性が高くなります。


その他にも

内側上顆炎(ゴルフ肘)や滑膜ヒダ障害

などのスポーツ障害が起こりやすいです。

テニス肘やゴルフ肘は

肘関節の筋肉の付着部障害の総称のことを言います。

滑膜ヒダ障害は同様の症状を起こすため

区別が必要な疾患になります。

ゴルフ肘の特徴として

内側上顆といわれる内側のでっぱりの部分に痛みを起こします。
内側上顆炎(ゴルフ肘)の治療法 | 佐久平整形外科クリニック

手首を手のひら側に曲げたりひねったりする動作を繰り返すことで

肘の内側に痛みや炎症が生じる疾患になります。

ゴルフのスイングで発症することが多いためこの名で呼ばれますが

ゴルフをしない人にも起こります。

テニスではフォアハンドで

肘の内側に痛みを起こします。

テニス肘は肘の外側に痛みが起こりますが

ゴルフ肘はその反対に痛みが起こる疾患になります。

外側上顆炎に比べると発生頻度は比較的低いとされています。

その理由として

伸筋群(手首を反らす)筋肉が屈筋群(手首を内側に曲げる)より

弱いため過度のストレスに対する耐久力が弱いと考えられています。

手の頻回使用により

屈筋群に慢性の外的刺激が加わり

屈筋、回内(ドアノブを握って内側に捻る動作)筋群の腱線維の微小亀裂が生じ

さらに周囲の線維化や肉芽形成が起こってくると考えられています。

この変性円回内筋・撓側手根屈筋移行部に初発すると言われており

内側上顆へのストレスが持続すると内側上顆付近に石灰化を伴ったり滑液包炎を生じより難治性となります。

特に物を持ち上げたり、手に力を入れる動作時に疼痛が増強する疾患です。

滑膜ヒダ障害の特徴として

肘関節後方や内側にも痛みを起こしますが

外側側の痛みが圧倒的に多いのが特徴になります。

滑膜ヒダ障害は肘関節屈曲、伸展時に

腕橈関節または後方腕尺関節に

滑膜ヒダが入りこみ痛みが起こります。

入り込んでから解除されるときに

痛みとともに弾発をきたすことがあり

弾発肘(だんぱつひじ)と呼ばれることがあります。

ですが弾発が無くても痛みが続くことが多いです。

テニス以外でも野球の投球時

フォロースルー期とバティング時の引き手の

振り切りに対して引っ掛かりと痛みを起こします。

またバスケでシュートの際

肘を伸ばした時の前腕を内に回す動きで

引っ掛かりや痛みを起こします。

これらの肘の痛みがテニスで起こりやすいので注意が必要です。

対処方法としては

安静やスポーツの中止の保存療法が一番になります。

痛みが落ち着くまで数か月要することが多いため

単に繰り返すストレスのみならず

持久力の低下や筋肉の柔軟性の低下も

原因の一つと考えられるため

トレーニングやストレッチが効果的になります。

テニス肘の場合
上腕骨外側上顆炎【リハビリ】ストレッチ・体操 | ホームエクササイズ | 脊椎からだラボ
ゴルフ肘の場合は

テニス肘の逆方向にストレッチをかけましょう。

セルフストレッチで筋肉の柔軟性を確保しましょう。


また腕を返すときの「肩」の使い方を間違えると肘を痛めやすいです。


ボールが飛んできたときに


なんとか当てようと必死になり


手を無理やり出したとします。


このように急いで動こうとすると


肩の上部が力みやすくなります。


その結果


腕は通常時と比べて


伸ばされやすくなります。


腕が伸びるとリーチが長くなるため


ボールを返すときに有効に働くと思うかもしれません。


しかし、腕が伸びた状態はボールへの衝撃に対して最も弱く、かつ怪我しやすいです。


腕は伸ばし切るのではなく


ほんの少しだけ曲げて余裕を残しておいた方が強い動きを行えます。


腕を返す動作では


筋肉が多少捻られたり縮んだりします。


このときに、腕を伸ばしてしまうと捻るための遊びがなくなってしまい


負担がかかってしまいます。


そのための対策方法としては


ボールを取りに行くときに、近くまで腕を引き寄せます。


そして肩を落とし


その状態を保ちながら腕を返しましょう。


肩を下に落とすと脇の下の筋肉が働くため


腕を伸ばしにくくなります。


これによって、肘に負担がかかる動きをなくすことができます。


これは、弓道の世界で弓を押すときと同じ体の使い方です。


弓を押すときは肩を下に落として


腕の裏側から押すようにします。


すると、肘がほんの少し曲がった状態で安定し


矢を放った後に左肘が伸びきってくれます。


弓を押しているときにあえて左肘を伸ばし切らず


少し余裕を残しておくことを「骨を残す」といいます。


このように腕を伸ばし切らず


ほんの少し曲げた状態で動かすと


肘に負担なく動作を行うことができます。  


日常生活でテニスでの肘の痛みを克服する方法腕を返す動作において肘の怪我は


テニスやバドミントンをやっているときしか起こらないと多くの人が思うかもしれません。


テニスやバドミントンでの肘の痛みはデスクワークで起こりやすいです。


仕事をしているときに肘の外側が痛くなることがあるのです。


そこで病院に行けば、テニスをやっていないのに


「これはテニスで肘を痛めたのですか?」と医者に間違えられることもあります。


この原因は肘の位置にあります。


仕事しているときの姿勢で、頬杖をついたり、肘をついたときに肘の高さが手首より下がっていると


肘を痛める可能性があります。


なぜなら、座っているときに肘の位置が下がると肩も一緒に下がるからです。


肩の重みが肘にかかった状態で指を使うと疲れがたまってしまい、肘を痛めてしまいます。


これは、肘の位置を変えると解決します。


パソコンを操作するときは机の引き出しをあけてその上にタオルや箱をおいて


肘の高さを手首とそろえるようにします。


肘かけがついている場合は


肘かけの高さを何らかの方法で上げることで肘の位置を高くします。


すると、肩の重みが肘にかかりにくくなり


肘の負担を軽減することができます。


このように、肘を痛めてしまった場合は


肘に負担のかからないように肩を使ったり、肘の位置を変えたりしてみましょう。


肘の負担が少なくなって怪我を克服することができます。


当院での治療


当院ではなぜ痛みが起こっているのか


単なる使い過ぎなのか


筋肉の問題なのか


を見つけ治療していきます。


当院は整体と特殊な治療器を使いアプローチします。


悪さを起こしている深層筋にも


アプローチし治療します。


また鍼を使い損傷している筋肉に


直接アプローチします。


当院はジム併設しているため


必要なトレーニングや


再発しないためのリハビリ


などのサポートできますのでお気軽にご相談ください。


肘の痛みや肩の痛みなどお困りの方は一度ご相談ください。


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