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長距離ランナーに多い脛の痛み ~シンスプリントについて~
2025/10/02
足の痛み
こんにちは!

今回は長距離を走るランナーに多い脛の痛み

シンスプリントについて書いていこうと思います!
マラソン に対する画像結果


シンスプリントとは何か?

シンスプリントとは正式には脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)と言います。

反復する運動によって脛骨(すねの骨)に何らかの障害が起こった状態です。

痛みのでる場所として脛骨内側あるいはその後ろの内側に沿った痛みを起こします。

脛の内側にある筋肉の引っ張りにより痛みを起こす疾患になります。

筋肉が引っ張ることで脛骨骨膜に

損傷や炎症を起こし痛みが起きる疾患です。

引っ張る筋肉として

・ヒラメ筋
・長趾屈筋
・後脛骨筋

の3つが考えられます。

原因の筋肉によりすねでも痛む場所が変わります。

下腿上3分の1あたりの内側の痛みは主にヒラメ筋
それより後側で後脛骨筋
中3分の1の内側で長趾屈筋
が原因と考えられます。
すねの内側の痛み【シンスプリント】 | 外反母趾改善!河内長野市の足の専門院

これらの筋肉はどんな筋肉なのか?

ヒラメ筋
ふくらはぎの深くに位置している筋肉です
足首の底屈
歩行やジャンプ、走るのにつかわれる筋肉
また下半身の血液を心臓に送り返す
筋ポンプ作用
などの役割をしています。
ヒラメ筋 に対する画像結果

長趾屈筋
これもふくらはぎの深くに位置している筋肉です。
足の指の親指以外を曲げる働きをしています。
歩きや走るときに
地面をつかむ感覚やバランスなどに重要な役割をしています。
長趾屈筋 に対する画像結果

後脛骨筋
足の内側のアーチを形成している重要な筋肉です。
またアーチを維持していたり
体重を支えています。
歩行や走行の着地の衝撃を和らげています。
後脛骨筋 に対する画像結果


シンスプリントはどうやって起こるのか?

ランニングやストップ、ターン、ジャンプに伴う反復性の

足首の底屈・背屈の繰り返しによって

すね周りの筋肉の疲労が起こり

これらの筋肉の伸展性の低下を起こし痛みを起こします。

また足部の疲労や衝撃吸収能力の低下

扁平足が原因で起こります。

シンスプリントの特徴として

運動によって痛みが起こり

休むことで痛みが軽くなったり無くなったりします。

また運動中に痛みを感じても

一時的に我慢できる痛みになることがあるため

気付かないうちに慢性化しやすく

疲労骨折を起こしたりするため

注意が必要になります。

起こりやすい特徴として

・練習のしすぎ
・最近運動量が急激に増えた
・競技するグランドや床が硬くないか
・シューズを変えたか(あっていない可能性)
・過去に骨折、捻挫をしたか

などでシンスプリントは起こしやすくなります。

競技としては

・陸上競技(特に長距離)
・バスケ
・サッカー
・バレーボール
・テニス

などの走る動作、ジャンプ、ターン、ストップ動作

を繰り返す競技に起こりやすいと考えられます。

特に運動量の増加するシーズン初めや

競技初心者に多く初心者病とも呼ばれたりします。


シンスプリントを起こしやす体の特徴

扁平足(足の内側がつぶれている)人や
扁平足 に対する画像結果

スクワット時に膝が内に入ってしまう人は注意が必要です。
外反膝 TKAについて | 整形外科診療所一番右の外反膝(がいはんひざ)の方は

膝が内に入ることで足のアーチも同じく

内側に体重が乗るため

扁平足も起こしやすくなります。


シンスプリントの対処法

発症時は

運動の中止で安静にするのが基本になります。

また熱感がある場合、アイシングをしましょう。

痛みがよくなってきたら

再発しないためのトレーニングやストレッチを行いましょう。

ストレッチとしては

ふくらはぎのストレッチを行います。

ふくらはぎをストレッチすることによって

足首の安定性を確保し捻挫の予防などにもつながります。
ふくらはぎを柔らかくする「腓腹筋・ヒラメ筋」のストレッチ8選!

このようなストレッチやアキレス腱伸ばしなどを行いましょう。

またトレーニングでは

正しい動きの再獲得目的としたトレーニングが大切になります。

まずは足首周りのトレーニングやふくらはぎのトレーニングを行います。

足首周りでは

足首を回す、伸ばす、反らすなどの動きを行います。
足首を回すのに足の指に手の指をいれ
回すとやりやすいです。

最初は痛くない範囲で行うことが大切になります。

痛みが出なくなったら

チューブを使い足の裏にかけ

足首を下に向ける動作をします。
腓腹筋チューブトレ に対する画像結果
この状態から足首を下に向けていきます。

また膝が内に入っていたり、扁平足は

股関節の動きが関係しているため

骨盤周囲のトレーニングも大切になります。

スクワットやヒップリフトなどが効果的になります。


当院での治療

当院ではなぜ痛みを起こしているのかを

しっかり見つけ治療を行います。

痛みを取るのはもちろんですが

整体と特殊な治療器を使い

手ではアプローチできない

悪さを起こしている深層にまでアプローチします。

また鍼灸を使い筋肉自体に直接アプローチし

治療を行います。

必要な方にはオーダーインソールなどを提案し

扁平足などの改善をしていきます。

当院はジム併設なため

再発予防のトレーニングや

リハビリなどもサポートできますので

お気軽にご相談ください。

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
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